Macのインターネット共有ができなくなった原因と解決法

自宅のインターネット環境

現在自宅では、iMac (21.5-inch, Late 2013, OS X Yosemite バージョン10.10.1) とiPhone 4S (MD258J/A, SIMフリー, iOS 8.1.1)、MacBook Pro (Retina, 13-inch, Mid 2014, OS X Yosemite バージョン10.10.1)を使用している。部屋備え付けのLANポートから有線LANで繋いだiMacインターネット共有機能Wi-Fiアクセスポイント化して、iPhone 4SMacBook ProWi-Fi接続している。

iPhoneWi-Fi接続できなくなる

しかし、昨日久しぶりにiPhoneを見たら、なぜかWi-Fi接続が解除されてしまっていた。すぐに再接続しようとしたが、なぜか正しいパスワードを入れても、「XXのパスワードが正しくありません」と言われて接続できない。MacBook Proでも同様に接続ができなくなってしまった。それぞれ元の設定を削除したり、ネットワーク名やパスワードを再設定して行ってみても、やはりパスワードが正しくないと言われ繋がらない。色々試してみたら、MacBook Proの方は、iMacの共有設定のWi-Fiオプションでチャンネルを1〜11(2.4GHz帯)ではなく36〜48(5GHz帯)に設定すると繋がるようになった。しかし、iPhone 4Sは2.4GHz帯にしか対応していないため、これでは使えない。どうしたものだろうかと悩んでいると、ふと先日ある設定を変更していたことを思い出した。

原因はFaceTimeの設定変更だった

iMacではiPhoneと同じApple IDでログインしていると、iPhoneユーザからの着信があったときにiMacFaceTimeが起動して、iMacからも着信音が鳴るようになる。iMac使用中に着信があると、iPhoneで応答するまでiMac上でポップアップが表示されつづけて不便だし、iPhoneでマナーモードにしていてもiMacをミュートにしていなければiMacから音が出るので、深夜に着信があるとびっくりする。そのため、携帯電話宛の着信をiMacFaceTimeで着信しないように、FaceTimeの環境設定で「iPhoneセルラー通話」をオフにしていたのだ。なぜそれが原因で接続できなくなったのかはわからないが、再度オンにしてからiMacの共有設定をチャンネル11(2.4GHz帯)にしてやり直すと、iPhoneでもMacBook ProでもiMacWi-Fiに接続できるようになった。その後「iPhoneセルラー通話」を再びオフにしてみたが、今のところiPhoneMacBook ProのどちらもiMacインターネット共有のWi-Fi接続は維持されている。

インターネット共有のチャンネルは5GHz帯にした方が良い

今回色々な接続方法を試してみた中で、MacBook Proでは、iMacの2.4GHz帯のチャンネルで共有した場合、親機のiMacより通信速度がかなり遅くなることがあった。それに対し、5GHz帯のチャンネルで共有した場合は、安定して親機のiMacとほぼ変わらない通信速度が出ていた。理論上はどちらの帯域を使っても通信速度は変わらないが、2.4GHz帯が他の多くの通信機器や電子レンジなどの干渉を受けやすいのに対し、5GHz帯は対応機器が少なく干渉を受けにくいため、スピードが出やすいらしい。iPhone 4Sを6に買い換えたら、チャンネルを5GHz帯に変更した方が良さそうだ。


Apple USB Ethernet アダプタ MC704ZM/A
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